少し天気も落ち着いてきましたね。
朝晩は少しずつ過ごしやすくなり、季節の変化も感じるようになってきました。
先週は、説明会や講座に参加し、いろいろな方からお話を伺う機会の多い一週間でした。
政策などについてどう考えるかご意見、ご質問を頂くこともあり
自分では気づかなかった考え方や、知らなかったことを学ぶ機会も増えています。
今回は特に「子どもの権利しあわせ条例」に関して考えたことに重点を置き報告いたします。
①「子どもの権利しあわせ条例」説明会に参加しました
9月16日、四日市市が制定を検討している
「(仮称)子どもの権利しあわせ条例」の説明会に参加しました。
以下、今回の説明会に参加し自分なりに考えた内容を記載させていただきます。
専門分野ではありませんので、認識に誤りがある点や
もっと考えるべき論点がありましたらぜひ教えてください。
そもそも「子どもの権利」とは何なのか?
そして、国にも県にも子どもに関する法律や条例がある中で
なぜ四日市市でも新たに条例をつくる必要があるのか?
参加する前はそんな疑問を持っていました。
少し歴史をさかのぼると
1989年に国連総会で「児童の権利に関する条約」が採択され
日本も1994年に批准しました。
日本では同年5月22日に効力が生じています。
この条約では原則として18歳未満を「児童」とし
子どもも一人の人間として権利を持つ存在であることを明確にしています。
その中で特に大切にされているのが、
「差別されないこと」
「子どもの最善の利益」
「生命、生存、発達に対する権利」
「子どもの意見の尊重」
という4つの原則です。とても大切な原則ですよね。
その後、日本では2022年に「こども基本法」が成立し
2023年4月に施行されました。
これは、教育、福祉、医療などさまざまな分野に関係する
こども施策を、社会全体で総合的に進めていくための基本となる法律です。
国や自治体がこども施策を考える際には
子どもや若者の意見を聞き、政策に反映するための取り組みも求められるようになりました。
三重県にも「三重県子ども条例」があり、2025年3月には全面的な改正が行われました。
三重県|子ども・思春期:「三重県子ども条例」を改正しました
具体的には
「子どもの権利を保障する」
「18歳を超えても必要な人には支援を続ける」
「子どもの意見を聴く」
「県の具体的な施策や計画につなげる」
などがあげられます。
こども基本法とも足並みを揃えるうえで必要だったのだと思います。
しかし、必要に応じしっかりと改定されて
子どもの権利を保障し、生きづらさや困難を取り除き、安心して暮らせる社会を目指すことが
より明確に条例へ盛り込まれています。
では
そこまでちゃんとした県の条約あるのに
なぜ四日市市でも条例をつくるのでしょうか?
今回の説明を聞き
また、お2人の市議の先生がFacebookでも詳しくコメントやDMを頂き
私は次のように理解しました。(ご助言いただいた先生方。心より御礼申し上げます!)
国際的な条約や国の法律が「子どもの権利を大切にする」という大きな方向性を示し
県の条例が三重県としての基本的な考え方や施策を定める。
そして、子どもたちが実際に生活する四日市という、より身近な場所で
実際に子どもの声を聞きながら、家庭、学校、地域、行政などが
どのような役割を担い、子どもの権利をどう守っていくのかを具体化していく。
そこに市の条例をつくる意味があるのだと思います。
四日市市ではすでに「四日市市こども計画」の策定にあたり
中学生、高校生などから実際に意見を聞き
その内容を計画へ反映する取り組みも行っています。
また、条例として基本的な考え方を明文化しておくことで
市政の方向性が変化したとしても
子どもの権利を守るための共通した基準を継続して持つ意味も
あるのではないか理解しました。
ただ、「子どもの権利」を実際の生活の中で考えることは、とても難しいことだとも思います。
例えば、子どもから、
「パパ、学校に行きたくない」
と言われた時、その子にとっての「最善」とは何でしょうか?
(我が家でも1度経験しましたので、皆さんにも考えていただきたいです)
①子の意見を尊重して「分かったわ。今日は休もう」とすぐに決める。
➁「学校には行かなあかんで」と無理に行かせる。
私は、その二択だけではなく、
③「どうしたん?何かあった?」
と、まず子どもの話を聞き
その背景を一緒に考えることが大切なのではないかと思います。
もちろん、実際には一度聞いただけですぐに解決する問題ばかりではありません。
(話がよく脱線する報告で申し訳ありませんが・・・
現実に息子が「学校に行きたくない」と言った時に
原因までは探ることができませんでした。
その日は体調不良の訴えを尊重して受診し、学校を休ませました。
翌日からは普段どおり登校してくれたので
結果的には単純な体調不良だったのかもしれません。
ほかに理由があるのかもしれません。
なのでシルバーウィークあけが少し怖いです。
シルバーウィークは一緒に遊び楽しむことにします。)
子どもの権利とは、子どもの希望(欲望?)
をすべてそのまま認めることと同じではありません。
また、大人が「あなたのためだから」と一方的に決めればよいわけでもありません。
児童の権利に関する条約でも
子どもには自分に関係することについて意見を表明する権利があり
その意見は年齢や成熟度に応じて考慮されるとされています。
子どもの年齢や発達段階、家庭環境、文化や価値観、
その子が置かれている状況によって
「その子にとって何が一番良いのか」という答えは変わると思います。
だからこそ、大人だけで答えを決めるのではなく
まず子どもの声を聞き、そのうえでさまざまな立場から慎重に考える。
それが「子どもの最善の利益」を考える第一歩なのではないかと
今回の説明会を通して感じました。
今回の説明会では、条例案について説明を受けた後、市民からの質問に対して
市議会議員の皆さんが一つひとつ丁寧に答えていました。
四日市市議会では「子どもの権利条例等調査特別委員会」を設置し
現在も条例案の検討を続けています。
私自身、こうした場があることをこれまで十分に知りませんでした。
これだけ市民が直接質問し、意見を伝えられる機会があるのであれば
もっと多くの方に知っていただき、いろいろな立場から
意見を出し合うことにも意味があると感じます。
子どもの権利が守られないことで、子どもたちの安心や幸せ
まで損なわれてしまうことがあります。
子どもの権利とは何なのか。
その子にとっての「最善」とは何なのか。
簡単に答えが出るテーマではありません。
四日市の子どもたちにとって本当に意味のある条例になるよう
市全体で育てていけるといいなと思いました。
② 地域づくりマイスター養成講座に参加しました
今回のテーマは
「地域活動に興味のない人に、どうすれば興味を持ってもらえるか」というものでした。
議題をグループでディスカッションを行うことが今回の研修内容です。
以前ほかの研修で学んだKJ法も使いながら、まずは課題を整理していきました。
話し合う中で出てきたのが、
そもそも、自治会などの地域活動が何をしているのか知られていないのではないか
という視点です。
地域活動には、活動を企画運営する側と、その活動によるサービスや支援を受ける側があります。
少しでも地域活動に触れ
「地域ではこんなことをしているんだ」と知る機会が増えることで
将来的に活動へ参加する人も増えていくのではないかという意見にまとまりました。
そのためには、やはり情報発信がとても重要です。
これまでの回覧板なども大切ですが
時代に合わせてLINEやInstagramなどのSNSを活用したり
文章だけではなく、イラストや動画を使って直感的に分かりやすく
伝えたりする工夫も必要ではないか、という意見が出ました。
興味深かったのは、ほかのグループの発表でも
やはり「情報をどう届けるか」という点が大きなテーマになっていたことです。
せっかくの機会でしたので、私自身が普段感じていることもお話ししました。
現在は情報そのものが非常に多く
その情報へアクセスする入口も
ホームページ、SNS、LINE、各種アプリなど多岐にわたっています。
情報が増えること自体は良いことですが、
「結局、どこを見れば必要な情報が分かるのか」
が分かりにくくなっている面もあるように感じます。
例えば、四日市市民であれば
「このアプリを入れておけば、市からの情報や地域の情報をまとめて確認できる」
というように、情報の入口をできるだけ分かりやすくまとめられれば
より便利になるのではないかと思います。
もちろん、スマートフォンやアプリを使わない方もいらっしゃいます。
そうした方への情報提供を残すことや、デジタルを使うための支援も同時に必要です。
大切なのは、単に情報を増やすことではなく
必要な人が、必要な情報に迷わずたどり着けるようにすることだと思います。
(受動でもいいと思います)
これは災害の時にも役立ちます。
今回の講座を通して、地域活動を「見える化」すること
そして情報を届ける仕組みを考えることの大切さを再認識いたしました。
誰でも、簡単に、わかりやすい、必要な情報にアクセスできる。
これは極めて重要な事です。
③ 教えていただく機会が増えています
最近、いろいろな方からお話を聞いたり、人をご紹介いただいたりする機会が
少しずつ増えてきたように感じています。
政治活動、地域活動、企業、法律、医療など
それぞれ違う立場で経験を積んでこられた方のお話を聞くと
自分が知らなかったことの多さに気づかされます。
自分一人で調べられることには、どうしても限界があります。
偏りもあります。
実際に様々な専門分野で経験されてきた方から教えていただくことで
知識が増えるだけではなく、これまで別々に考えていたことがつながることもあります。
そうすると、一つの物事を見る時にも、少しずつ視野が広がっていくように感じます。
もちろん、教えていただいたことをそのまま受け取るのではなく
自分でも調べ、違う立場からの意見も聞きながら考えていくことは大切です。
これはとても大事だとすでに学びました。
それでも、自分では気づけなかった視点や経験を教えていただけることは
本当にありがたいことだと思っています。
偶然なのかもしれませんが人とのつながりが少しずつ広がり
学ばせていただく機会も増えてきました。
日頃からお話を聞かせてくださる皆さま
ご紹介やご協力をいただいている皆さまに
改めて感謝申し上げます。
これからも一つひとつ吸収しながら、自分なりに考え、活動につなげていきたいと思います。
また少しでも多くの事を吸収したいです。
機会がございましたら、どんどんお声がけいただけますと幸いです。
