子どもの教育について考えたこと

小学1年生の次男が、ひらがなをなかなか覚えられず、少しずつ学校の授業についていくことが難しくなっていました。私も妻も一生懸命教えました。
何度も紙に書いて練習しましたが、なかなか本人の中に定着しません。

そこで妻の母が、「少し預かって勉強を見てみる」と、次男のために、いわば「勉強合宿」をしてくれることになりました。
すると驚いたことに、約1週間で、かなりひらがなを読めるようになって帰ってきました。

使っていたのは単語カードでした。
苦手な文字にはイラストを組み合わせるなど、本人に合わせて工夫しながら
根気よく、そして愛情を持って教えてくれていました。
その様子からは、本当に深い愛情を感じました。

「同じことを教えるにしても、教え方によってこんなに変わるのか」

本当に驚きました。
お義母さんは、楽しく、たくさん褒めながら、それでも真面目に、優しく教えてくれたのだと思います。

一方で、次男はもともとアレルギー症状が出やすく、滞在中に皮膚の状態がかなり悪化してしまいました。
環境中の何らかのアレルゲンが影響している可能性も考え、せっかく勉強が軌道に乗ってきたところでしたが、一度自宅に戻して、肌を休ませることにしました。

そこで今度は、「長男もお願いします」とお願いしてみました。

ところが、同じ人が同じように教えても、長男にはあまり合わなかったようです。
長男は、どうやら私が教える方が相性が良いようで、私と一緒だと頑張ってくれます。

私はすっかり、「お義母さん=我が戸谷家最強の家庭教師」だと思っていたので
長男には同じ方法がうまくいかなかったことにも驚きました。そして、改めて考えさせられました。

子ども一人ひとりに、きっと合う学び方がある。

親が「これが良い」と思って一生懸命取り組んでも、それがその子に合っているとは限りません。
何が正解なのか、私にも分かりません。
だからこそ、いろいろな方法を試してみることが大切なのだと思います。
成果が出なければ、一つの方法に固執せず、別のやり方を試してみるのもありだと思います。
そして何より、子ども自身をよく見ながら、親が簡単に諦めないことが大切なのではないかと思いました。
ちなみにこれは会社での「新人教育」でも同じと思います。
今回、次男に根気強く向き合ってくれたお義母さんには、本当に感謝しています。
教育の難しさと同時に、教育には大きな可能性があることを感じる出来事になりました。

今は「ひらがじゃん」という、ひらがなと麻雀を組み合わせたボードゲームを購入し
次男と一緒に遊んでいます。勉強として無理に覚えさせるのではなく、遊びながら自然に文字に触れる。
今の次男には、そんな方法も合っているのかもしれません。

また、優しい方々から、「その子に合った成長でいいんだよ」とアドバイスをいただくことがあります。
もちろん、息子には息子なりの成長のペースがあります。
他の子と同じ速さで、同じことができる必要はないと思っています。
ただ、その「息子に合った成長」が、親が先に諦めてしまったことで
本人まで「自分にはできない」と諦めてしまうようなものにはしたくありません。
できないことがあれば

やり方を変えてみる。
時間をかけてみる。
周りの力を借りてみる。
それでも難しければ、また別の方法を探してみる。
息子自身が自分の可能性を諦めないためにも、私たち親も簡単には諦めたくないと思っています。

そして、学ぶことは机に向かうことだけではありません。
8月11日には、息子が大好きな釣りに、初めて船で出かける予定です。
本人は今から大変楽しみにしていて、「どんな魚が釣れるのだろう」と
自分からいろいろな魚について調べています。
(YOU TUBEってこんな時大変便利ですね)

誰かに「調べなさい」と言われたわけではありません。
「知りたい」「やってみたい」というワクワクが、自分から学び、行動する力につながっています。
私は、この気持ちはとても大切なものだと思っています。

子どもが持っている「好き」「楽しい」「知りたい」という気持ちを大切にしながら、
それを一つひとつ成長の糧につなげていく。

親として、これからも試行錯誤を続けていきたいと思います。

地域づくりマイスター養成講座に参加しました

今週は、令和8年度四日市市地域づくりマイスター養成講座の「コンフリクトマネジメント演習」に参加しました。コンフリクトマネジメントとは、意見の対立や問題が起きたときに、それを単に「揉め事」として処理するのではなく、なぜ対立しているのかを整理し、より良い解決につなげていく考え方です。

特に印象に残ったのは、対立の背景を「条件」「認知」「感情」などに分けて考えることでした。
同じ「意見が合わない」という状態でも、原因が違えば、当然、解決するための方法も変わります。
私はもともと、人と人とのコミュニケーションや、組織の中で起こる問題を考えることが好きなので、とても興味深く学ばせていただきました。地域活動をしていると、さまざまな立場や考え方の方と関わります。
「意見が違う=相手が間違っている」と考えるのではなく、なぜ違いが生まれているのかを一度整理してみる事は成長の糧です。

今回学んだことは、これからの活動の中ですぐに実践していきたいと思います。

そして、今回の研修は非常に良い内容でしたので
個人的には高校生くらいの年代にも、こうした考え方に触れる機会があってもよいのではないかと感じました。学校生活でも、友人関係や部活動、委員会活動など、意見の違いや人間関係の摩擦は少なからず起こります。さらに、社会に出れば、職場や地域、家庭など、異なる価値観を持つ人と協力しなければならない場面はさらに増えていきます。多様化してきた現在ではどんどんこのような機会は増えるはずです。

そのときに、「対立が起きた=誰かが悪い」と考えるのではなく、

「何が対立しているのか」「相手は何を大切にしているのか」「どうすればお互いが納得できる解決に近づけるのか」

と考える習慣を若いうちから身につけておくことは、大きな財産になると思います。対立を避ける方法だけではなく、対立が起きたときに、感情だけでぶつからず、冷静に整理して解決に近づける力を学ぶこと。
これは、人間関係だけでなく、将来社会の中で生きていくためにも、とても大切な力ではないかと感じました。

大人になってから必要に迫られて学ぶだけでなく、学生のうちからこうした考え方に触れる機会が増えると良いなと思える、とても有意義な研修でした。

活動報告が完成しました

これまで取り組んできたことや、日頃考えていることをまとめた活動報告が完成しました。
(印刷物は8月9日到着予定となっていますが、この記事を書いている時点では、まだ私の手元には届いていません。)
実物を見るのを私自身も楽しみにしています。
届きましたら、今後の活動の中で、順次皆さまにもご覧いただければと思っています。
実際に読んでいただいて、

「ここはもう少し詳しく知りたい」
「この部分は分かりにくい」
「こんなことも考えてほしい」

など、ご意見やご感想をいただけましたら大変ありがたいです。自分だけで考えていては気付けないこともたくさんあります。
皆さまの声から学びながら、次につなげていきたいと思います。

「当たり前」を少し疑ってみる

今週は、妻の両親と一緒に、1泊2日で下呂温泉へ旅行に行きました。
今回は、できるだけ仕事のことを頭に入れず、家族との時間を過ごすことにしました。
サラリーマン時代の私からすると、これはなかなか考えられない時間の使い方でした。

もちろん、旅行中にもありがたいことに多くのご連絡をいただきました。
そのあたりは、薬剤師として長年「24時間対応」の環境で鍛えられてきたこともあり
必要な連絡には対応しながら、それ以外の時間は家族との旅行を楽しむことができました。

そして今回、ふと思ったことがあります。
サラリーマン時代に「当然」だと思っていたことは、本当に当然だったのだろうか。

仕事ならこうするのが当然。
社会人ならこうあるのが当然。
親ならこうするのが当然。

私たちは知らず知らずのうちに、いろいろなことを「当然」という言葉で括っているのかもしれません。

もちろん、責任を果たすことは大切です。
一方で、「当然だから」と考えることで
ほかの選択肢を自分自身で見えなくしてしまうこともあるのではないかと思いました。

環境が変わって初めて、「こういう時間の使い方もあるんだ」と気づくことができました。
自分の中にある「当たり前」を時々疑ってみる。
それだけでも、物事を見る視野は少し広がるのかもしれません。
家族との時間を楽しみながら、そんなことを考えた1泊2日の旅行でした。

人とのつながりから、次の一歩へ

最近は、個別にお声がけをいただき、さまざまな方からお話を伺う機会が少しずつ増えてきました。
立場も経験も考え方も違う方のお話を聞くたびに、自分にはまだまだ知らないことが多いと感じます。

同時に、これまで自分だけでは気づかなかった視点に触れることも多く、少しずつ活動の幅や人とのつながりが広がってきたように感じています。

もちろん、
「今やっていることに、本当に意味があるのだろうか」
と不安になる日もあります。

それでも、立ち止まっているだけでは何も変わりません。
人に会い、話を聞き、自分で調べ、考え、できることから行動してみる。
その積み重ねを大切にしながら、これからも前に進んでいく。
それしか道はないと思います。危ぶめば道は無し、です。

そして、このホームページを更新しているのには、もう一つ理由があります。
「政治」や「地域活動」と聞くと、自分とは遠い世界のことだと感じる方も多いかもしれません。
でも私は、地域のことを考えたり、困っている人の声を聞いたり、自分なりに調べて行動したりすることも、社会に関わる大切な一歩だと思っています。
私自身、最初から何かを知っていたわけではありません。
分からないこともありますし、失敗することも、悩むこともあります。
だからこそ、その試行錯誤も含めて、このホームページにできる限り残していきたいと思っています。
いつか、地域のために何かしてみたい、政治やまちづくりに関わってみたいと思った方が
この記録を見たときに、

「こういう始め方でもいいんだ」

と思ってもらえたら嬉しいです。地域や社会のことを真剣に考え
「自分も何かやってみたい」と思っている人は、きっとたくさんいるはずです。

私自身の試行錯誤が、これから新しく一歩を踏み出す誰かにとって、少しでも参考になれば。
そんな思いも込めながら、これからも一つひとつ行動を積み重ね、その過程を残していきたいと思います。