四日市市地域づくりマイスター養成講座
今回は「アサーティブ・コミュニケーション」について学びました。
アサーティブ・コミュニケーションとは、自分の気持ちや意見を大切にしながら、
同時に相手の立場や考えも尊重して伝えるコミュニケーションスキルだと感じました。
自己表現の方法を大まかに分けると
- 自分を優先しやすい「攻撃的タイプ」
- 相手を優先し、自分の意見を抑えやすい「受け身的タイプ」
- 相手を自分の望む方向へ誘導しようとする「作為的タイプ」
- 自分も相手も尊重する「アサーティブなタイプ」
の4つがあるとされています。興味のある方は是非詳しく調べてみてください。
アサーティブなコミュニケーションでは、「率直」「対等」「誠実」「自己責任」という姿勢が大切です。
特に印象に残ったのが「自己責任」という考え方でした。
自分が発言したことだけでなく、発言しなかったことにも責任を持つ。
会議や地域活動でも、とても大切な考え方だと感じました。
今回の講座を通して、コミュニケーションスキルとしては、常にアサーティブな対応をすることだけが正解なのではなく、その場の目的や状況に応じて、適切な自己表現を選択できることが重要なのではないかと私は考えました。
コミュニケーションには何らかの目的を持つものも多いため、その目的を達成するための技術として考えれば、状況に応じて対応を使い分けることも大切だと思います。
ただしこれはあくまでコミュニケーションのスキルの話です。
その根底にある人としての姿勢としては、どのような場面であっても
相手を尊重する気持ちを忘れないことが大切だと思います。
そして普段は当たり前だと思っていることも、本当は当たり前ではないのかもしれません。
まずは身近なところから感謝したときにはきちんと「ありがとう」と伝えることを大切にしていきたいと思います。
今回の研修も前回の研修(コンクリフト研修)と同様に高校生くらいの時期学ぶ機会があるとよい内容だと感じました。
講義の中では「傾聴」についての説明やワークもありました。ペアになり、「傾聴する場合」と「あえて傾聴しない場合」で、話し手がどのような印象を受けるのかを体験する内容でした。
私がペアになった方も私自身も、普段から傾聴を意識して人と接していたため
「逆に傾聴しないように話を聞く方が難しいですね」と話していました。
意識して続けていることは、やがて自分にとっての「当たり前」になっていくのだと思います。
傾聴についても、中学生くらいから学ぶ機会があってよいのではないでしょうか。
アサーティブ・コミュニケーションも傾聴も、突き詰めれば
相手に対してリスペクトを持って接するということにつながっているという事です。
これらのスキルは自治会での活動や地域活動に活かしていきたいです。
研修「50・60・70歳代から考える どうする自宅&実家」に参加
ミサワホームさん主催の「50・60・70歳代から考える どうする自宅&実家」という
研修に参加させていただきました。私がこの研修に参加した理由の一つは以前から関心を持っている
ALP(Advance Life Planning)やAIP(Aging in Place)を考えるうえで「住まい」という視点は欠かせないと考えていたからです。
ALPとは、東京大学高齢社会総合研究機構などの調査研究チームが構築に取り組んでいる考え方で50代頃から人生後半のライフプランを具体的に考え備えていく仕組みです。住まいや資産管理、認知機能が低下した場合への備えなども含めて考えていきます。
AIP(Aging in Place)は、年齢を重ねてもできるだけ住み慣れた自宅や地域で生活を続けていくという考え方です。WHOも、高齢者ができる限り自宅や地域で尊厳と自立を保ちながら暮らし続けられることをAging in Placeとして重視しています。
医療や介護の立場から将来について考えるだけではなく
今の家にこの先も住み続けられるのかな?階段急やけど…とか
足が最近痛いけど、ひどくなった時に家の中で生活に困る場所はないかな?とか
元気なうちに、どこまで住宅を整えておくべきなのかな?とか
人生後半を考えるうえでは重要です。
自宅の中に危険な場所があれば転倒や骨折につながる可能性があります。
(どこが危ないか皆さんも把握しておかれてください)
特に大腿骨頸部骨折などを起こせば、その後の生活や自立度が大きく変わりそれまで考えていた人生プランにも影響を与えることがあります。だからこそ住宅改修についても介護が必要になってから(事後的)に初めて考えるだけではなく、まだ元気な50代、60代の段階から(事前)に考えておく視点が必要なのではないかと思っています。
住宅改修と転倒予防についてはまだ十分に論文を精査できていませんが、住宅内の危険箇所の評価や環境改善によって、高齢者の転倒を減らせる可能性を示したRCTやメタ解析も報告がありました。
そのため今回は住宅の専門家であるハウスメーカーが、50代・60代・70代の住まいや実家の問題を
どのような観点から捉え、どのように説明しているのかを知りたくて参加しました。
前半では、医療やリフォームについて
「なぜこのようなリフォームをするのか」「それによって何が変わるのか」
という理由も含めて説明していただきました。
話を聞きながら
なるほど!グループホームに往診同行していたとき、確かに部屋はこうなっていた!
トイレも、こういう理由であのような設計になっていたのか!
など、これまで医療職として何気なく見ていた建物の設計にも
きちんと理由があったことに改めて気づきました。
そして後半では、司法書士の先生から法律や将来への備えについてのお話がありました。
これも私にとっては目から鱗の内容が多く、
「これはもっと早く知りたかった!」
と思いながら、とても興味深く聞かせていただきました。
そして同じく困る人にすぐ伝えたいと思いました。
しかし帰りの電車の中でふと思いました。
私は今この先生がお話しされたことを
ほとんどそのまま「正しいこと」として受け入れていなかっただろうか。
人にそれをそのまま伝えるのか?根拠は?先生が話したから?
私は法律の専門家ではありません。そのため専門家から初めて聞いた説明が非常に分かりやすく、
納得できるものであればあるほど、それをその分野における
「正解」として受け止めてしまいやすいのだと思います。
もちろん、講義の内容に誤りがあったという意味ではありません。
むしろ大変勉強になったからこそ
自分が専門外の情報を受け取るときの姿勢について考えるきっかけになりました。
法律には個別の事情によって判断が変わるものもありますし
専門家の間でも解釈や考え方が分かれることがあります。そう考えたとき、
政治に関わる人間が、一人の専門家から聞いた話だけをもって
その分野のすべてを理解したつもりになってよいのだろうか。
という疑問が浮かびました。
医療についても同じなんです!
政治活動をされている方などの発信を見ていると専門職である私からすると、
なぜこの結論になったのだろう???
本当に根拠を確認したうえで発信しているのだろうか???
と疑問に感じることがあります。
しかし今回、自分自身が専門外の分野で専門家の話を聞いたことで
少し見方が変わりました。もしかすると、その方も誰かのために良かれと思い熱意を持って勉強する中で
最初に出会った専門家や情報を信頼し
それを十分に多角的に検証しないまま動いてしまったのかもしれません。
そしてそれは私自身にも十分起こり得ることです。
政治に関わる以上、医療、介護、法律、教育、福祉、経済、建築など、非常に幅広い分野について判断する場面が出てきます。そのすべての専門家になることはできません。
だから専門家の力を借りることは必要です。しかし同時に、
「誰が言ったのか」だけではなく、「その根拠は何なのか」
「別の立場から見るとどうなのか」
「一人の専門家の意見なのか、その分野で広く共有されている見解なのか」
を確認する姿勢を持たなければならないと思いました。
今回の研修内容そのものとは少し離れますが、これは今後さまざまな分野について学び判断していくうえで、私自身が忘れてはいけない大きな気づきになりました。
その他活動
常磐地区社会福祉協議会の「子ども19」に参加しました。
中学生ボランティアの皆さんが自主的に動いており、とても頼もしく感じました。
今週末、講師として呼んでいただいている会の準備を進めました。
今回のミサワホームさんの研修で学んだ内容も踏まえ、資料を新しくアップデートしていきたいと思います。
先週はTikTokへの投稿も行いました。
実際にやってみると思っていた以上に時間がかかりましたが、若い世代にも情報を届けられるよう、今後も継続して投稿していきます。
夏休みの終わりに、ようやく息子と約束していたボート釣りに行くことができました。
釣りの途中ではウミガメの姿も見ることができ、息子と一緒に楽しい時間を過ごせました。
